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季節の変わり目は犬や猫も免疫力が下がりやすくなる時期。効果的な対処法とは?

2024.04.01


冬の寒さが和らいで暖かく過ごしやすい時期になってきましたが、季節の変わり目は人と同じく犬や猫でも免疫力が落ちるため、体調を崩しやすいことをご存じでしょうか。
今回は、季節の変わり目に起こりやすいトラブルとその対応方法について解説します。

なぜ季節の変わり目に免疫力が下がるのか

季節の変わり目は、日に日に気温が変わることはもちろん、1日の中でも気温の変動が大きくなります。
この気温の変化が体温の調節を担っている自律神経に負荷やストレスを与えることとなり、その結果免疫力や体の抵抗力が下がってしまうのです。

季節の変わり目に起こりやすいトラブルとは

免疫力が下がり体の抵抗力が弱まると、以下のような病気やトラブルが起こりやすくなります。

アレルギー

体の免疫力のバランスが崩れると、食べ物や花粉、ハウスダストなどの様々な物質に対して過剰反応してしまい、アレルギー反応が引き起こされてしまうことがあります。

感染症

免疫力が低下することで、皮膚炎や胃腸炎などを引き起こす様々な感染症にかかりやすくなります。
また、一度感染症にかかるとなかなか良くならず、症状が長引いてしまう傾向も見られます。

歯周病

本来唾液や口の中の粘膜には殺菌作用や抗菌作用がありますが、免疫力が低下することで口の中でも細菌感染が起こりやすくなり、その結果歯周病のリスクが高くなることがあります。

免疫力を整えるための方法

免疫力を低下させないためにも、以下のような方法で対策を取ることが重要です。
普段の生活でももちろんですが、特に季節の変わり目ではより一層対策に力を入れましょう。

食事の管理をする

食事は体を作る資本となります。
フードは愛犬、愛猫の年齢や体重、体質、持病などに合わせて、適切な種類や量を与えるようにしましょう。
また、おやつの与えすぎは、フードの摂取量が減り栄養バランスが崩れてしまうことや肥満にも繋がるため、十分に注意しましょう。
さらに、愛犬、愛猫の体質や持病によっては、適切なサプリメントの利用も検討してみると良いでしょう。

適切な運動量を確保する

免疫力を維持するためには、適度な運動も不可欠です。
毎日散歩や室内で遊ぶ時間を確保し、運動不足にならないようにしましょう。
さらに、運動をすることでリフレッシュもできるので、免疫力低下の引き金のひとつとなる精神的ストレスの解消にも役立ちます。

室温や湿度の管理をする

快適に感じる温度と湿度は、犬でだいたい20~22度、60%以下であり、猫ではそれぞれ25~28度、50~60%程度と言われています。
エアコンや加湿器、除湿機などを使って、家の中ではできるだけ温度や湿度を一定に保つようにしましょう。

精神的ストレスを軽減する

精神的なストレスを軽減することも、免疫力を低下させないための一つのポイントです。
適度な運動や生活環境を整えることに加えて、飼い主様との毎日のスキンシップの時間を確保することは、愛犬・愛猫の精神的な安定と免疫力向上に繋がります。

腸内環境を整える

善玉菌を増やし腸内環境を整えることで、免疫機能の活性化が期待できます。
犬と猫で善玉菌を増やす代表的な食材には、「プレーンヨーグルト」「カッテージチーズ」「キャベツ」「ブロッコリー」「さつまいも」があります。
食事のトッピングやおやつとして少量を与えることもおすすめです。

※それぞれの食材は与えすぎると胃腸やその他の臓器に負担をかけてしまうため、与えすぎないように注意しましょう。
※体質や病気によっては、これらの食材を与えることで健康問題を引き起こす可能性もあります。アレルギーや持病がある場合には、与える前に必ず獣医師に確認しましょう。

まとめ

季節の変わり目では免疫力が落ちてしまい、人間同様に犬や猫も体調を崩しやすくなるため注意が必要です。
愛犬や愛猫の免疫力を維持して健康状態を保つためにも、日々の生活の中で対策を行うように心がけましょう。

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