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愛犬の乾燥による皮膚トラブル|対策には保湿ケアが重要!
冬が近づき空気が乾燥すると、人と同じく犬や猫でも皮膚にトラブルが起こりやすくなります。
特に犬や猫の皮膚は人間の半分以下の薄さしかなく非常にデリケートなため、注意が必要です。
今回は、犬や猫で起こりやすい乾燥による皮膚トラブルの症状や、乾燥対策のためのスキンケアなどについて解説していきます。
乾燥による皮膚トラブルの症状
皮膚が乾燥すると、初期には次のような症状が見られます。
・皮膚がカサカサする
・フケが出る
・痒みが出る
・毛艶が悪くなる
さらに症状が進行すると、痒みによる皮膚の掻き壊しや皮膚に炎症が起きたり、鼻や肉球の皮膚がひび割れてしまうこともあります。
なぜ乾燥で皮膚トラブルが起こるのか
皮膚の一番外側を覆っている角質層には、肌の潤いを保ち、細菌やウイルス、あらゆるアレルゲンなどから体を守る「バリア機能」という役割があります。
しかし、空気が乾燥すると角質層を構成する細胞同士のつながりが弱くなってしてしまうため、肌の保湿力やバリア機能が低下してしまう原因となります。
その結果、皮膚がカサカサしたり痒みが出るなどの皮膚トラブルが起こりやすくなってしまうのです。
皮膚トラブルが起こりやすい部位とチェック方法
乾燥による皮膚トラブルは、基本的に被毛の少ない以下の部位に起こりやすいと言われています。
・首
・お腹
・足の付け根
・肉球
特にこれらの部位はしっかりチェックしましょう。
皮膚のチェックをする際、上記の被毛が少ない部位は皮膚の状態が見やすいですが、他の毛で覆われている部位は皮膚が見にくいため、毛をかき分けて念入りに地肌を観察するようにしてください。
もし見にくい場合にはブラシなどを使うと見やすくなります。
また、普段から皮膚の色や状態を見ておくことで、何かトラブルが起きた時には異常に気が付きやすくなります。
日頃からこまめなチェックを習慣づけることが大切です。
乾燥による皮膚のトラブルを防ぐためには
乾燥から犬や猫の皮膚を守るためには、次のような保湿を意識したケアが重要です。
保湿力の高いシャンプーを使う
特に冬場は保湿力の高いシャンプーを使いましょう。またシャンプーのし過ぎも乾燥の原因になるので、適切な頻度で行うようにしましょう。
シャンプー後には必ずローションやスプレーで保湿をする
シャンプーの後は、犬用・猫用のローションやスプレーで保湿ケアを行いましょう。保湿ケアはドライヤーの前に行うとより効果的です。
室内を加湿する
冬場はエアコンなどの暖房器具を使うことでさらに空気が乾燥してしまうため、加湿器を使って室内の湿度を50%程度に保つようにしましょう。
サプリメントを使用する
乾燥から皮膚を守るためには、犬や猫の皮膚を健康に保つサプリメントを取り入れることも有効です。
まとめ
犬や猫の皮膚は非常にデリケートなため、乾燥によるトラブルが起きてしまうことも多くあります。
日頃から適切なスキンケアを行うとともに、皮膚トラブルの早期発見のためにも、愛犬・愛猫の皮膚の状態をこまめにチェックすることが大切です。
もし皮膚に気になる症状がある場合には、早めに動物病院を受診しましょう。